ひらがなの書き順表

ひらがなの画数とは、統一した基準のない概念。


画数とは

Goo辞書の出典であるデジタル大辞泉によると、

かく‐すう〔クワク‐〕【画数/×劃数】 の解説

漢字を構成する、線や点の数。例えば、「画」は8画、「劃」は14画、「数」は13画。


https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%94%BB%E6%95%B0/

とあり、漢字に限定している。

これは、漢字に対して筆画(ひっかく)が定められ、筆画の個数が画数、筆画の並び順が筆順と定められた、

中国由来の統一的な考え方に基づいていると考えられるため、以下では、筆画について説明する。


筆画とは

漢字の構成単位。一画で書かれる漢字パーツ。中国語版Wikipediaでは筆画の一覧として50ほどの筆画が挙げられている。

笔画 - 维基百科,自由的百科全书

さらに、筆画の多くは部分筆画(基本筆画)の組み合わせから構成される。

部分筆画には点(てん)、横(よこ)、竪(たて)、提(はね)、捺 (右はらい)、撇(左はらい)鈎(かぎ)、折(おれ)、弯・斜(曲)(そり)があり、

例えば乙はよこ、ひだりはらい、そり、はね、及の2画目はよこ、ひだりはらい、よこ、ひだりはらいと表される。

筆画によっては2つに分けられることもあり、例えば及の2画目とえんにょう(延の6,7画目)は同じ筆画とされているが、日本の辞書では後者のみ、2つに分けた画数が示されている。


ひらがなとは

ひらがなとは、漢字の草書体を起源とする、日本発祥の崩し文字。

元々は文章の一句を途切れずに書き、多くの異体字が存在した。

現代の書き方は活版印刷の輸入以後の文化である。


ひらがなの画数

辞書に載せるためにパーツごとに分類して体系化する試みが必要だった漢字と違い、47しかないひらがなには パーツごとの体系化は必要なく、画数には主流となる基準は存在しない。

しかしながら、ひらがなの画数があって欲しい以下の業界では、ひらがなの画数が提唱されている。

  • 姓名判断
  • ひらがな教育


姓名判断

ひらがなの名前もあるため、姓名判断においては画数が定義されている必要がある。 実用を目的としないため、直感に反し、また流派によっても異なる。

例えば画数早見表ひらがなでは、ひらがなの元となった漢字の書体(篆書体)で、かつ、(基本的に途切れずに書くため)「筆で書くときに力を入れる」回数を画数と定めている。

ひらがな教育

とめはねはらいの指導

掛け算の順序のように、ひらがなやアルファベットの筆順(書き順)が用意されていた方が、指導を単純化できたり、初学者の理解の助けになることがある。また、毛筆においてもひらがなの字体について指導される。

この時、「画数」も漢字の「画数」からの連想で、筆順の個数を連想する。


文部科学省による学習指導要領[1]では

  • 漢字の指導においては,学年別漢字配当表に示す漢字の字体を標準とすること。 

とされており、教科書体のフォントが示された字体に準じているため、ひらがなの字体についても同じく教科書体を元に行われることが多い。

ひらがな教育においては、画数よりとめ・はね・はらいが問題になることが多く、2016年に文化庁が漢字とともに指針を発表した[2]。文部科学省もそれを受けて指導に対する回答を発表している[3]

教科書体を用いたひらがなの書き順表


楷書におけるひらがなの画数

教科書体を基本とし、ゴシック体や明朝体で個数が変わる場合はカッコ内に記載した。

ん 1 わ 2 ら 2 や 3 ま 3 は 3 な 4 た 4 さ 3(2) か 3 あ 3
り 2 (1) み 2 ひ 1 に 3 ち 2 し 1 き 4(3) い 2
る 1 ゆ 2 む 3 ふ 4(3) ぬ 2 つ 1 す 2 く 1 う 2
れ 2 め 2 へ 1 ね 2 て 1 せ 3 け 3 え 2
を 3 ろ 1 よ 2 も 3 ほ 4 の 1 と 2 そ 1(2) こ 2 お 3


謎解きにおけるひらがなの画数

特別な知識を必要とせず、特に問題文中で画数と書かれない場合は後者を元に出題されることが多い。[4]

しかしながら上記のように、

  • 明確な定義がなく諸説ある
  • 「画数」と呼ばれるものは、姓名判断に用いられる画数で、知らない人が多い

ため、解説において「画数」の名称を用いるのは現状謎解きにあまり適していないとも言われている。


姓名判断で使われる画数をを全体戦謎解きなどの検索可として出題するか、この記事のように画数と呼ばない、楷書における画数教科書体における画数、などといった概念を生み出して使うのが良いかもしれない。

類似の例として、高井茅乃によるちのなぞ 2019/12/14 では、「ペンと紙の接触回数」という言い回しが生み出されている[5]

関連項目

  • https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
  • https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016022902.pdf
  • https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/068/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/03/31/1369048_05_2.pdf
  • https://twitter.com/pia0314pia/status/1160036991490129920?s=21https://twitter.com/fantasistakkp/status/990585169886171136?s=21https://twitter.com/everykuranazo/status/1356618517034852359?s=21
  • https://twitter.com/takaichino/status/1205638532653563905?s=21
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