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クソ謎(くそなぞ)とは、何らかの「クソ」な要素を有する謎解きである。クソな一枚謎を指す場合も少なくない。似た概念に「カス謎」があるが、クソ謎とカス謎の間には微妙なニュアンスの違いが存在する。

歴史[]

クソな謎解きを指す「クソ謎」という言葉は、謎解き界隈の黎明期より用いられてきた。(用例:どまさんによる2013年10月のポスト)しかし、くそなぞなぞ同様、やはりクソ謎にも統一された定義が存在せず、各個人がそれぞれの解釈に基づいて運用しているにすぎない。当初は、自身の制作した謎解きを謙遜したり、友人の制作した謎解きをからかったりする目的で「クソ謎」という言葉が用いられることも少なくなかった。もちろん、難易度設定がクソ(不当に難しい、拍子抜けに易しい など)、デザインがクソ(雑な手書きで明らかに手抜きと判断できる、見た目が馬鹿らしい など)の意味で用いられることも多い。(用例:しーばによる2016年12月のポスト) なお、往年のクソ謎を回顧するうえで、かつてクソ謎とされていたものが現在の感覚からしてクソ謎には見えなくなる場合があることに留意されたい。

現在の「クソ謎」に通底するクソ謎文化の礎を形成したのは、慶應義塾大学公認団体の謎解き制作サークル「K-dush2」のメンバーであると考えられている。K-dush2 7期のなぞのしは、競技謎解きの大会『解神』の対策のため、サークル内で「クソ謎王決定戦」を企画した。なぞのしは、幅広い問題を集めるために、敢えて「クソ謎」という看板を掲げ、制作のハードルを下げていたという。そこに、K-dush2 9期のにくまきが参入し、尋常でない勢いでクソ謎を制作したことで、クソ謎王はみるみる「変な謎を出し合い、変な謎に適合できる勝者を決めるグループ」へと変貌したという。クソ謎王は、ものの数年のうちに90回ほど開催された。[1]

以降、にくまき・なぞのしを中心として、クソ謎を主軸とする数多くの企画が実施され、そのムーブメントは全国の他団体へと波及していった。2022年11月には、ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)から『クソナゾ』が発売され、クソ謎は大衆性を獲得した。

特徴[]

クソ謎は、単に鑑賞するだけでもクソさと表裏一体となった面白さを味わうことができる。しかし、解き手が能動的に答えを求めようとすることで、よりいっそう答えが分かった瞬間の「クソ!」という感情が増強される。

クソ謎を扱った企画[]

クソ謎を扱った企画には、公式企画と非公式企画があることに注意する。

  • ザ・イロモナゾ
  • たのしいイロモナゾ(アナビイロモナゾ)
  • クソナッツ
  • KU-SO
  • K-dush2クソ謎王決定戦
  • アナビクソ謎王
  • K2くそあわーど
  • クソナゾ
  • 美しいナゾトキ 特別企画
  • クソ謎王トーナメント2023
  • 肉雑炊謎
  • NIKU RUSH
  • NIKU RUSH EX
  • にくまきアドカレ
  • クソ謎スロット(カスカフェフェス)
  • メトキング vol2. クソ謎スパーク
  • シェアギミぎみ
  • クソ謎美術館へようこそ
  • KUSO RUSH
  • BOTSU RUSH
  • THE TAWAR OB KUSO
  • クソ謎日本一決定戦×

関連項目[]

謎解きの種類
言葉遊び しりとり/日本語-英語変換謎/対義語/類義語/文字種変換/文字-記号変換/いろは歌/五十音/たぬき暗号/同音異義語/あるなし/アナグラム/回文/パングラム/なぞなぞ/くそなぞなぞ/赤青紫謎/法則謎
パズル クロスワード/スケルトン/ロジックワード/タイムループ/ポリオミノ/魔方陣/迷路/和同開珎/ペンシルパズル
題材 数字/アルファベット/漢字(常用漢字,教育漢字,カタカナに見えるパーツ)///都道府県/市区町村//元素/将棋/麻雀/モールス信号/点字/Unicode/QWERTY配列
その他 新五十音表謎/とりけら謎/検索謎/知識謎/クソ謎
謎解きの形式
形式 大謎/中謎/小謎/ベタ問/メタ解き/一枚謎/四枚謎/実写謎//インク謎/白い謎
謎解きの開催形式
リアル謎解き 謎解き公演実店舗/司会者
周遊型/カフェ型/フェス型/持ち帰り謎
ウェブ謎解き WEBプロモーション型謎解き/X/旧twitter/全体戦謎解き全体戦一枚謎
LINE謎解きMV謎
その他
その他 謎解き関連のTwitterトレンド/鍵(物理)/謎クラ/一意/実装
謎解き論 閃き/議論が起こりがちな謎解きの話題/謎の存在理由


  1. カスカフェフェス 開催に寄せて https://note.com/nikuroll/n/n75cb19e57656