メタ解きは謎解きの仕掛けや意図を読む解き方。メタ解きすることを前提とした「メタ謎」もある。最終回答のフォーマットから解くことも「メタ解き」と呼ばれることもある。本来の解き筋をたどらずに強引に解いてしまう方法である。
概要[]
一般的な謎解きでは、問題に書かれている内容とその謎を解くために必要な一般的な知識を用いれば解くことが求められるが、メタ解きではその一歩先を考えて解いていく。「メタ」とは「超える」や「超越する」といった意味があり、謎解きの枠を超えてゲーム全体や問題の枠組みを考慮するという意味で「メタ解き」と呼ばれている。 どこからがメタ解きで、どこまではメタ解きでないかの線引きは、人によって解釈が異なる。
メタ解きの特徴[]
- 謎解き全体の構造の理解 個々の問題を解くのではなく、ゲーム全体の流れや構成を考えて、制作者がどのような仕掛けをしているのかを読み取る解き方。
- 隠れたヒントを探す 問題文や設問そのもの以外に、タイトル、フォーマット、配置などから隠された情報を読み取る解き方。
- 発想の転換 通常の考え方や解き方ではなく、固定観念を取り除き、新しい発想で解を見つける解き方。
- 問題自体への疑問を持つ 「この問題は何を意図しているのか?」や「この問題が提示されている理由は?」「このルールの意味は?」といった、問題の存在そのものに焦点を当てる解き方。
- 類題や制作者の特徴 似ている謎解きや制作者の傾向を知っていることで、答えを推測ことができることがある。例えば、画像内に色線があることから後に折るステップがあると予想することができる。答えが単語もしくは指示であることも用いて途中の過程を飛ばすということが出来る場合もある。
- ある情報だけで考える 大抵の謎解きは答えが一般的な名詞になることを考える。例えば、一般的な解法において「ナ?トキ」まで答えが出た場合に「ナゾトキ」という答えを推測することができる。
メタ解きの中には、ある程度の情報が無いと、答えが定まらない問題もある。
ただし、大抵の場合この「メタ解き」は正攻法ではない。メタ解きを前提として作られていない多くの謎解きコンテンツにおいて、メタ解きは体験価値を著しく落とす場合があるため、注意が必要である。
謎解きの種類
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言葉遊び | しりとり/日本語-英語変換謎/対義語/類義語/文字種変換/文字-記号変換/いろは歌/五十音/たぬき暗号/同音異義語/あるなし/アナグラム/回文/パングラム/なぞなぞ/くそなぞなぞ/赤青紫謎/法則謎 | |
パズル | クロスワード/スケルトン/ロジックワード/タイムループ/ポリオミノ/魔方陣/迷路/和同開珎/ペンシルパズル | |
題材 | 数字/アルファベット/漢字(常用漢字,教育漢字,カタカナに見えるパーツ)/色/暦/都道府県/市区町村/国/元素/将棋/麻雀/モールス信号/点字/Unicode/QWERTY配列 | |
その他 | 新五十音表謎/とりけら謎/検索謎/知識謎/クソ謎 | |
謎解きの形式
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形式 | 大謎/中謎/小謎/ベタ問/メタ解き/一枚謎/四枚謎/実写謎/塔/インク謎/白い謎 | |
謎解きの開催形式
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リアル謎解き | 謎解き公演…実店舗/司会者 周遊型/カフェ型/フェス型/持ち帰り謎 | |
ウェブ謎解き | WEBプロモーション型謎解き/X/旧twitter/全体戦謎解き…全体戦一枚謎 LINE謎解き…MV謎 | |
その他
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その他 | 謎解き関連のTwitterトレンド/鍵(物理)/謎クラ/一意/実装 | |
謎解き論 | 閃き/議論が起こりがちな謎解きの話題/謎の存在理由 |