五十音(ごじゅうおん)は、日本語の仮名を子音・母音に基づいて整理したもののことである。
概要[]
一般的には、次のような五十音表(五十音図)で示されることが多い。
ん | わ | ら | や | ま | は | な | た | さ | か | あ |
(ゐ) | り | み | ひ | に | ち | し | き | い | ||
る | ゆ | む | ふ | ぬ | つ | す | く | う | ||
(ゑ) | れ | め | へ | ね | て | せ | け | え | ||
を | ろ | よ | も | ほ | の | と | そ | こ | お |
ただし、以下のような変種が存在するため、五十音表の形は1通りではない。
- 母音が共通する横列は、「段」と呼ばれ、ア段、イ段、……と称され、子音が共通する縦列は、「行」と呼ばれ、ア行、カ行、……と称される。まれに、横列と縦列を逆にして描かれる場合がある。
- 段が5段、行が10行あるので、「五十音」と呼ばれている。しかし、実際には日常的に使われないヤ行の「い」や「え」、ワ行の「う」などが欠けているため、50個の音で構成されているわけではない。また、現代仮名遣いで使われない文字である「ゐ」や「ゑ」は省略されることも多い。「ん」は段にも行にも属しておらず、表の左上に配置されることが多い。「ゐ」や「ゑ」を省略する場合は合計46文字で構成される。
また、順番(あいうえおかきくけこ……)は五十音順と呼ばれている。多くの辞書はこの五十音順に従って見出し語を並べている。
謎解きにおける五十音[]
五十音は、小学1年生で学習する専門的な知識を必要としないため、謎解きの題材にされることが非常に多い。五十音を使った謎解きは大きく分けて2つある。1つ目は、五十音表を使った謎解き。2つ目は、五十音順を使った謎解きである。
特に五十音表は頻出で、縦に5つ並んだマス目があれば多くの場合五十音表である。また、ヤ行以降の表の一部が抜けた形が特徴的であるため、これが五十音表の判別に使われることも多い。
五十音順を使った謎解きとしては、「五十音順でn文字ずらす」という操作が代表的である。例えば「か」を一つ後ろへずらすと「き」、一つ前にずらすと「お」になる。日本語版の「シーザー暗号」のような謎解きも出題される。
備考[]
- 全ての音を網羅しているわけでもなく、濁音や半濁音、拗音などは五十音に含まれないことが多い。あくまでも仮名文字を並べた表である。
- 五十音順を使った謎解きの「五十音順でn文字ずらす」という操作で、最後の「ん」と「あ」が繋がっている(五十音全体がループしている)かどうかは作者によって異なる。また濁音・半濁音の扱いも作者によって異なっている。一般的には清音と濁音・半濁音の五十音順は分けて考えられるが、「ど」の次を「ば」にする(濁音での順列が存在)か「な゛」にする(濁点と清音を分けて考える)かは人それぞれである。シフトJISなどの文字コードでは「カガキギクグ……」という順番になっていることが多いが、これはあまり用いられないようである。
- 五十音の並びは行と段に基づいているが、この行と段の並び方自体は慣例的なものでしかない。このことを利用しているのがKaDi氏考案の新五十音表謎である。
関連項目[]
外部リンク[]
- 五十音 - Wikipedia
謎解きの種類
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言葉遊び | しりとり/日本語-英語変換謎/対義語/類義語/文字種変換/文字-記号変換/いろは歌/五十音/たぬき暗号/同音異義語/あるなし/アナグラム/回文/パングラム/なぞなぞ/くそなぞなぞ/赤青紫謎/法則謎 | |
パズル | クロスワード/スケルトン/ロジックワード/タイムループ/ポリオミノ/魔方陣/迷路/和同開珎/ペンシルパズル | |
題材 | 数字/アルファベット/漢字(常用漢字,教育漢字,カタカナに見えるパーツ)/色/暦/都道府県/市区町村/国/元素/将棋/麻雀/モールス信号/点字/Unicode/QWERTY配列 | |
その他 | 新五十音表謎/とりけら謎/検索謎/知識謎/クソ謎 | |
謎解きの形式
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形式 | 大謎/中謎/小謎/ベタ問/メタ解き/一枚謎/四枚謎/実写謎/塔/インク謎/白い謎 | |
謎解きの開催形式
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リアル謎解き | 謎解き公演…実店舗/司会者 周遊型/カフェ型/フェス型/持ち帰り謎 | |
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