解神(ときがみ)は、解神実行委員会が主催する競技謎解きの大会である。2015年3月に第一回大会が開催され、以降2020年・2023年を除いて毎年行われている。
内容[]
一枚完結型の謎解き問題を解き、成績の良いものが勝ち抜けとなり、最終的に一人の優勝者(解神)を決めるというコンセプト。全体は勝鬨、修羅、解神の3ラウンドで構成される。
「解神2021」では182人が、「解神2022」では148人が、「解神2024」では180人がオンライン予選「勝鬨」に参加した。「修羅」や「解神」はオフラインで開催されるが、配信でも楽しむことができる。実況・解説付きであり、過去に古川洋平や草彅健太が司会を務めている。
謎検や謎解き日本一決定戦と比較すると総参加者数は少ないが、解神の参加者の多くは謎解き界の精鋭である。近年では特に競技者の実力のインフレが見られ、レベルの高い戦いが繰り広げられている。
勝鬨[]
動画にて、30秒に1問ずつ出題される問題に解答する。
上位4名は3R解神へと進出、招待選手と、次に順位の高い上位32人が2R修羅へと進出する。
修羅[]
修羅進出者を8人ずつのブロックに分け早押し謎解きを実施、
3問先取、1問誤答で失格、各ブロックの勝ち抜き2人が3R解神へと進出する
解神[]
トーナメント形式で3分間で15問の謎を解き、正解数を1対1で競う。
問題はパスすることもできるが、パスした問題の再回答はできない。
結果[]
『競技謎解きタイトルホルダー一覧#解神』、公式サイト、新・一心精進などを参照のこと
歴代解神に関する記録[]
2015(六角定規)[]
- 初代解神誕生。ノーシードからの優勝者となった。(初回大会では謎解き界の著名人や実力者が招待選手として参加)
- 優勝当時、六角定規は22歳であった。2024年現在も、この最年少記録は破られていない。(2番目に若いのは、解神2024優勝のEM)
2017(クィアウルフ)[]
- 初めて、解神ラウンド決勝で同点になり、サドンデスが行われた。
- 2016年以前は、解神ラウンドのどの試合でも、同点が起こらなかった。
- この年以降、基本的には優勝者は解神ラウンドでのいずれかの試合でサドンデスを経験している。
- 初めて、勝鬨ラウンドで得点上位となり直接解神ラウンドに進出した選手が優勝した。
- この年以降、基本的には勝鬨ラウンドで好成績を残した選手が優勝している。
2021(さやちぃ。)[]
- 解神に2回優勝した初めての選手である。
- この年の解神ラウンド決勝では、解神ラウンド史上最高点(14点)が記録された。スキップした1問の内容を考慮して、「実質的にはほぼ満点だ」という声もある。
- この年から、勝鬨ラウンドのオンライン開催、修羅ラウンドの4ブロック制、解神ラウンドの15名の制作者によるセットなど、大規模なルールの刷新が行われた。
2022(高井茅乃)[]
- 高井茅乃の世話役の六角定規が初代解神であることを踏まえて、解神に2回優勝した2人目の選手とする解釈がある。
- 2021年、解神2022の前哨戦として全国5会場でのプレ大会が開催され、解神2022の直前には五神戦が開催された。
- 謎解き王トーナメント2020(2021年末開催)の優勝者制作のセットが決勝戦で使用されたことや、決勝戦の相手が当時中学3年生のHatenazoであったことも話題となった。
2024(EM)[]
- 歴代解神のうち、解神ラウンドにおいて記録した点差の総和が最大(+6点)の選手である。
- 第7代以前の解神がことごとく解神ラウンド第2試合以前で敗退したことから、「新しい才能の台頭が感じられた大会」と評される。
備考[]
- 解神公式boothで過去に出題された問題を購入することができる。
- 有志により様々な解神対策がなされている。三ツ浜ともきが制作した『LINEで15問早解き』というシステムは、「解神ラウンド」形式の問題セットの制作に使用することができる。
関連項目[]
外部リンク[]